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私たちは何によって憶えられたいか?

私たちは何によって憶えられたいか?

窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず、通ずれは即ち久し
荒川産業グループ社員の皆さんとそのご家族さま、また当社にご縁のある皆さま、いつもありがとうございます。皆さまとのご縁に活かされて今日の当社があります。心より御礼申し上げます。
何によって憶えられたいか?
「20世紀最高の哲人」と呼ばれた経営学者・ドラッカーの言葉です。「私が13歳のとき、宗教の先生である牧師さんが『何をもって憶えられたいかね?』と聞いた。誰も答えられなかった。すると『今答えられると思って聞いたわけではない。でも50歳になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよ』といった。(中略)今日でも私は、いつもこの問い『何をもって憶えられたいか』を自らに問いかけている。これは、自己刷新を促す問いである。自分自身を若干違う人間として、しかし、なりうる人間として見るよう仕向けてくれる問いである」
この問いは、数年後にはその人の仕事や人生を一変させる魔法の問いかけだと私は考えます。この問いを立てた人は誰もが、今の自分よりも、ちょっとだけ良い自分、誇れる自分、すばらしい自分、そして、なりうる自分を思い描きます。すると毎日の一挙手一投足がそちらに向かっていきます。
荒川産業グループは「幸せの実現」を経営理念に掲げ、その実現のために「地域資源発掘業」と「地域課題解決業」に取り組んでいます。また会津若松経営品質大賞の受賞に際しては「地域資源循環のバトンリレーにおけるバトンのつなぎ手」として果たしている役割が高く評価されました。
これをもう少し具体的に私なりの表現にすると、リサイクル事業では「あらゆる地域資源のリサイクラー」として、エンジニアリング事業では「福島県内に立地する工場・プラントの事業活動を知恵と技術で支援するプロ集団」として、エネルギー事業では「地産地消エネルギーの開発者・供給者」として、事業支援グループでは「顧客のやりたいことを代行する頼れるエージェント」として、モビリティ事業では「地域における移動手段の多様性・移動の自由を確保する担い手」として、後方・広報支援事業では「荒川産業グループの間接部門の効果的な運用を通じて現業部門を支援し、全体最適を実現するサポーター」として世のため人のためにお役に立ち、顧客や取引先に記憶されたい、ということになります。
「あり方」と「やり方」
仕事には常に目的と、その達成のための手段があります。「何によって憶えられたいか」は目的に関する話ですが、それを実現するための手段は環境の変化に合わせて変えていく必要があります。これを仕事の「あり方」と「やり方」と言い換えても良いでしょう。あり方は不変でも、正しいやり方は時々刻々と変化していきます。
逆に言えば、今までのやり方でうまくいかなくて困ったときは「変化すべき兆し」です。大いに試行錯誤して(高速でPDCAを回して)様々なことを試してみましょう。きっと答えは見つかります。そして困難が大きいほど、そこから得た答えから得られる成果も大きくなるはずです。
大昔の人はこのことを「窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず、通ずれは即ち久し」(中国の古典『易経』の一節)という表現で今を生きる私たちにヒントとして示してくれていました。先人たちへ感謝しつつ、将来世代に敬意をもって記憶されるような存在を目指して、日々の業務に励んでいきましょう。
荒川産業 株式会社
代表取締役社長 荒川健吉
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